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「あるがままを愛するために」

​Movement 10 / Photo・KAMINOKAWA Chihaya

 

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​写真集をめくるように
  右から左へスライドさせて
      写真をご覧ください

Photo・神ノ川智早 KAMINOKAWA Chihaya

Host & Motif・瀧澤綾音 TAKIZAWA Ayane

​Day・2025/3/26

Place・東京 阿佐ヶ谷 − 金町
 

Dress・​BANSAN

Many thanks to

​生西康典

​BANSAN

第10回目は、写真家の神ノ川智早さんです。

「あるがままを愛するために」の企画に 2回目の登場です

この試みでは、

『うつしてくれる方の”美しい・いいな・好き”を大切に 私(主催者)や社会的なものは考えないで 自分の感性を大切にしてください。』

とお願いして、セレクトもお任せしております。

・・・・・

今回は、11年間拠点にしていた 東京をはなれるタイミングでの撮影となりました。

10年住んだ 阿佐ヶ谷と、1年半ほど住んだ 金町を、一緒に巡る旅をしてくださいました。

智早さんの人生の中でのその土地の話を聞いたりもして、ぞれぞれの道のりや視点があり生きているのだなと、思いました。

豊かな写真や言葉の作品を真摯に作ったり、向き合ってくださった 智早さん。

私にとっての 懐かしい景色を 智早さんの目線から、私の話もふくむように、美しく世界やひとを写してくださいました。

ご一緒させていただいて、ひととしての 大きさを感じました。

尊敬と感謝の想いでいっぱいです。

・・・・・

 

今回の「あなたのまなざし」は、​生西康典さんです。

生西さんは、​上京したばかりの頃、美学校「演劇 似て非なるもの」にてお世話になった恩師です。

約1年の講座は、創作するときの大切なものを たくさん もらった、本当にかけがえのないとき でした。

その頃は、「本当」のようなものを探していて、人間の存在について考えていました。

今回で、この企画も 一旦のおしまい になります。

そんな節目の機会に、​生西さんのまなざし にふれてみたい と今回お願いしました。

​「あなたのまなざし」
人はそれぞれの世界を見ている。
偶然の位置やその人との関係性、そして記憶・経験からくる思考や感情。
私は、それぞれの人生があることが不思議で、ひとりの人間の営みのかけがえなさを思い、愛おしく思います。
あなたの世界に少しでもふれてみたい。そんなひそやかな幸せにお付き合いいただきました。

神ノ川智早さん の まなざし

「 東京を離れて新潟へ移り住むと綾音さんから連絡をもらい、

これまで彼女が住んでいた土地へ行って写真を撮ろうということになった。

最初に西側にある街へ降り立ち、思い出の場所を巡るなかで、色んな綾音さんの表情を見た。

通っていた商店街を訪ね、花を買ってお店のおじさんと話し、いつも歩いていた通りを歩き、

歩道橋から街を眺め、神社でおみくじを引く。

綾音さんは、喜びや懐かしさや切なさが入り混じった目をしていた。

日が傾く前に、彼女が最後に住んだ東の街へ電車に乗って向かった。

綾音さんの自宅からすぐの場所にある、森のような大きな公園を一緒に歩く。

そこで彼女は、芝生に寝転び、裸足で土の上に立ち、

長い手足としなやかな体を思い切り伸ばしていた。

その姿と表情を見て、まるで何かから解放されたみたいだと思った。

余計なものを纏わず、綾音さんの本質だけがそこにあるみたいな凛とした姿だった。

私はその顔がとても好きだったし、

その顔でいられたら、綾音さんはどこにいても大丈夫だろうな、そんなことを思った。」

神ノ川智早

鹿児島生まれ、岐阜育ち。

高校卒業後、サンフランシスコのCity College of San Franciscoで写真を学ぶ。

帰国後、渞忠之氏に師事。2006年独立しフリーランスに。

人の生活や生き方を伝える写真に興味を持ち、ポートレイト、ファッション、

人を取り巻く風景や物などを撮り続ける。

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智早さんの選んでくださった一枚

生西康典さん の まなざし

あるがままとは 何ですか

そこにあるすべてを いったん すでにあるものとして 受け入れることですか

それを あなたは 愛 とよびますか

ひとは ものは ものごとは 否定されるために あるのではない

けれども そのすべてを うけいれるのは かんたんなことではないのです

うけいれる というのは 好きだとか 嫌いだとかではなく 

すでに そこここに あるということを 認めることです

ここにあるものを あなたがたは 消すことができません

ここにあるものを 無いことにしようとするちからには 全力で あらがいたい

ここにいない かつてはいたものたちを わすれないように わすれないように

それを あなたは 愛 とよびますか

おひさまを一身にあびた 影のない そのすがたで 

これからも あなたの生きていくちからで 

いちばん大切な そのことだけを おしえ続けてください

生西康典

1968年生まれ。美学校 実作講座「演劇 似て非なるもの」講師。

舞台やインスタレーション、映像作品の演出などを手がける。

作品がどのようなカタチのものであっても基本にあるのは人とどのように恊働していくか。

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生西さんの選んでくださった一枚

「 どのすがたが一番良いかということを選ぶことは、

誰かのすべてを知っていますと答えるくらい難しいけれど、

その眼差しにひかれました。

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